森の神気と阿賀野川源流の水で、
きのこはむくむくと育つ
七ヶ岳のふもと、阿賀野川の源流近くに立つ『尾瀬きのこ園』。きのこたちの揺籃に香るのは、南会津の山奥から運ばれた樹々のチップ。霧のような湿度、穏やかな闇のなか、森林に抱かれてきのこは育つ。
「阿賀野川の水と空気、そして夏暑く冬寒い四季のはっきりとしたこの環境が、きのこにとっては最適。そして、南会津の森林のチップが、うちのきのこのやわらかさの秘訣だと思うんです。なにしろ、しいたけの軸の部分までふっくらやわらかいので、軸だけを集めて細かく割いて、シンプルに醤油炒めにしてもとてもおいしいんですよ」。
南会津の家庭の味にも欠かせない、しいたけ、なめこ、ひらたけ。
『尾瀬きのこ園』のおかあさんたちが育ててくれたきのこたちも当然おいしいが、「正真正銘の採れたて、食べてみない?」という何とも魅力的な提案まで。南会津のチップを使った「しいたけ菌床」を自宅で育てることができるのだ。日に日に大きくなるしいたけに、まだかまだかと心はやりつつ、食べてしまうのが惜しいような不思議な気持ちになるだろう。
有限会社 尾瀬きのこ園
住所:福島県南会津郡南会津町永田字堰口2103-10
TEL:0241-62-3380
定休日:水・日曜
営業時間:8:30~17:00
アクセス:会津鉄道 田島駅より車で約5分